占いをやらせていただいていて「西洋占星術」や「四柱推命」をやっていると伝えることをどこか窮屈に感じていたところがありまして。それぞれその占術を基にしているのですが、この部分の本質的な意味合いを現在の社会の中に置き換えるとなんだろう、人の生き方に置き換えるとなんだろう、この部分の本来の意味合いはなんだろう。
そんなことを何年も細かく自分自身の体感で納得してつかめるまで思考して、落とし込んだものを使って鑑定をさせていただいているのですが、その過程で、既存の占星術の中にはない解釈で事態を読むことができたり、新しく見つけたホロスコープ盤の読み方があります。
個人鑑定の場では、直接顔を合わせているご相談者様に私自身の言葉で伝えられるので良いのですが、特に文章などで一般的に表現するときに、私が既存の占星術をやっていると思われる方の中には、オリジナルの読み方の飛躍が=命盤の読みまちがい、のように伝わるのではないかと思い、表現を一般的な占星術に紐づけるようになるべく沿わせながら言語化してきたような感覚がありました。
個人鑑定の場では、それはホロスコープや命式のどの部分を読んでいるのですか、と占術の一般的な知識を持っている方から聞かれることもありました。
このなんともいえない感覚はずっとふわふわと自覚にならずに胸の中を浮遊していました。
それで最近、個人的に私自身のホロスコープ上に特徴的な星の巡りが来る日があったのですが、まさにその日の夜の出来事です。お風呂の中で急にパッと、それまで無意識を漂っていたエネルギーがふわふわと雲のように寄せ集まってきて、その中からググっとなにかが立ち上がって形を取ろうと生まれてくるような感覚が起こりまして。
意識のスクリーンに耳を澄ませていると浮かんできた言葉が。
オリジナルの占術を作ればいい
そっか。
そうなのかー。
これまでお客さんの中で占い師やセラピストをされている方の鑑定をさせていただく時に何度か私自身が伝えたことがあった言葉だったのに、自分では無自覚で笑ってしまいました。オリジナルであるということと、オリジナルに形を持たせることはちがうんですよね。そのことに無自覚だったといいますか。
ちなみにホロスコープ上に起こった良い星の配置というのは、生まれた時の土星という仕事のポジションを与えてくれる星に、今、天空を巡っている木星がぴったりと応援してくれる角度に来ました。これは12年間で2回だけ巡ってくる幸運の配置になります。木星は活動に発展を起こしてくれる星。簡単に言えば、仕事に良いひらめきをくれたり、具体的に発展の出来事をくれたりする配置となります。それで、この機会を逃してはいけないなーと思いまして。
オリジナルの占星術をつくりました。
星月花占星術
ほしつきはな占星術と読みます。
これから私の西洋占星術は星月花占星術というオリジナルの占術となりました。既存の西洋占星術をふんだんに含みますが、オリジナルの飛躍した解釈も自由に行なっていきたいと思います。
こういう状況に至った私なりの一番の理由は……、西洋占星術も四柱推命も、とても古典メソッドなのです。発祥は5000年前から、2000年前からなどと言われています。その時代の、太陽とは、月とは、星座とは、ハウスとは、、五行の作用とは、、。簡単に言って時代がちがい、暮らしや社会の仕組み、人の寿命、性別差、システム、技術、価値観、、、たくさんの変化があります。けれど占術には未だ現状に当てはめにくい象徴のようなキーワードに溢れています。この乖離した部分を「今」に置き換えてなるべく「今」を読めるようにできたらというところが最初のきっかけでした。
天空には星
地球には月
地上には花。
自然界との呼応を読む
Kayo Moon オリジナル占術
これからどうぞよろしくお願いいたします。